にぃにの存在
私がまだ小さかった頃、
なおみちゃんという仲良しのお友達がいて、
同じアパートに住んでいて、
親も同じ職場だったので、
物心つく前から一緒の時間をたくさん過ごしてました。
彼女には2歳違いのお兄ちゃんがいました。
私の初恋のお相手はこのお兄ちゃんでした。
たぶん小学校に上がる以前からずっとお兄ちゃんが大好きでした。
私は三人姉妹の長女なので、なおみちゃんにお兄ちゃんのいる事がとても羨ましかったんです。当時の私にとっては、彼は何でも出来るスーパーマンみたいな存在だったのでしょう。
小学校に入学してからも、一緒に遊んでくれる優しいお兄ちゃん、野球してるカッコ良いお兄ちゃん、ティンパニを叩くカッコ良いお兄ちゃん…そのお兄ちゃんは私の大切な存在でした。
まあ、それでも私も成長するにつれて、色んな男の子に目移りし…「ヒデキ」とか「マッチ」とか、やがては中学校の同級生男子とか😁
やがて、私からお兄ちゃんの存在は消え…
(実際、なおみちゃん家族はなおみちゃんが小学校卒業と同時に隣町に引っ越してしまいました。)
私は、親が離婚してしまったので
女手一つで育ててくれてる母親に迷惑はかけられない!
長女なので頼れるのは自分だけ!
みたいな心境で生きてましたね。
今は…
自分の中に頼れる兄貴がいるような気がしています。
直接声が聞こえる訳でもないし、見える訳でもないのですが、
彼に呼びかけると、色々な方法で私を励ましてくれると感じられるのです。
インスピレーションをくれたり、
問いかけの答えを町の看板を使って示してくれたり、
虹を見せてくれたり、
スマホを開くと答えを誰かのブログの文章で教えてくれたり。
呼びかけなくても、実はいつでも側にいる。
深刻な考えに陥っていると「もう、いいんじゃない?」と我に帰らせてくれたり、
ボーっとしていると、気付きをくれたり、
「これ、君のやりたかった事じゃない?やってみたら?」と出来事を提供してくれたり、
「この本読んだら?」とおススメしてくれたり、
「この人に会ってみたら?」と機会を作ってくれたり…
見えない存在の兄貴だから、
「気のせいか」
と無視してしまう事も多々あるのだと思います。
それでも、きっと、私がこの世界を離れるまで(あ、離れてからも、だな。きっと)
あったかい目で見守りながら、色々世話を焼いてくれるのでしょう。
にぃに、ありがとう。
これからもよろしくお願いします。
写真は娘と息子😊♫