ÉMAncipé

自分をもっと解放していきたい 朗読者EMAの日々

判断を手放す

昨夜、寝る前にスマホで天気予報を見ると、明日の朝は晴れ、気温は低い予報。濃霧注意報が出ていた。

 

「もしかしたら明日の朝、雲海が発生するもしれないな。早起きして見に行こうかな」

 

そんな事を考えながら少しウキウキして眠りについた。

 

4時半に目が覚めて、カーテンを開けて窓の外を見てみると、どんよりとした曇り空だった。

霧も出ていなく雲海が発生するような条件は揃っていないし、こんな空なら日の出の太陽すら見る事は出来ないだろうと思った。

少しガッカリした。

まだ眠いのでベッドに潜り込もうとしたら、

 

「コーヒーを淹れて車に乗って出掛けてごらん」

 

と言われた気がした。

 

「いや、曇っているし、今日はやめとこう」

 

と返事をして、寝ようとすると

 

「コーヒーを淹れて車に乗ったら?

行ってみたら?せっかく起きたんだから」

 

と声が誘う。

 

「でも、あまり意味ない気がするな。空曇っていて暗いし、良い写真も撮れなさそう」

 

と心の中でぶつぶつ文句を言っていた。

それなのに身体は何故かヤカンにお水を入れて湯をわかし、コーヒーを淹れ始めた。

 

それでも心の中では、まだ、私のぶつぶつ文句が続いている。

 

眠い。

意味ない。

ガソリンの無駄。

どうせ晴れない。

 

でも…


まあ、いいか。


景色は期待出来ないけど、展望台でコーヒー飲むのも悪くない。

帰って来たら二度寝だなぁ。

そんな事を考えながら車に乗り込んだ。

 

少し車を走らせていると、雲間から青空も見え出した。

さっきまで諦めモードだった心も少しワクワクしてきた。車から見える空もだんだん美しくなってきた。

 

目的地に着いた時、

美しい朝日に感動した。

f:id:Yumikoema:20200427225643j:image

https://youtu.be/g8plRGUB1J0

 

「来てみてよかったな」

美しい空を眺めながら飲むコーヒーも格別だった。

 


そして、帰り道、

車の中で流れていた「教師のためのマニュアル」

エス兄はこんな事を話していた。

 


──自分は判断すべきでないと言うよりも、自分には判断などできないと言うことに、神の教師は気づく必要がある。判断を手放すにあたり、彼は単に、もとより自分が持っていなかったものを手放すに過ぎない。彼は幻想を手放すのである──

 


──あなたは今までに、自分が判断に必要な「事実」を全部知っていると思ったことが何度あったか、そしてそのあなたがいかに間違っていたか、思い出してみなさい!──

 


──叡智とは判断することでは無い。

それは判断を放棄することである。──

 

 

ドンピシャで笑うしかない😅

「あなたがいかに間違っていたか

思い出してみなさい!」

 


君自身の判断に任せていたら

君は今頃まだ

ベッドの中だったね。

こんな感動も味わうことはなかったな(笑)

 

そんな風に言われた気分…

 


朝の体験学習でした。

 

 

教師のためのマニュアル

「10.判断はどのようにして放棄されるのか」

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